ホクホク美味しいさつまいもは、甘味が強いのでなんとなく太るような不安を抱えている人もいるのでは?
この記事では、果たしてさつまいもは太るのか検証しました。
またさつまいもの美容効果や成分、美容に良いおすすめの食べ方が分かります。
芋好きのあなた、好きなさつまいもを食べて綺麗になれるなら嬉しい限りですね!
さつまいもは美容に良いのか太らないのか、成分などさっそく見ていきましょう。
太らないで綺麗になるおいしい食べ方も要チェックです。
さつまいもは太るの?

さつまいもは太るのか、結論から言うと低カロリー低糖質で、ごはんより太りません。
さつまいものカロリーは、100gあたり約130kcalです。

ごはん1杯が156kcal、食パン1枚が240kcalほどなので、さつまいもはこれらと比べてもカロリーは低いですね!
さつまいもが太らないのは、次のような理由もあります。
腸内環境が整う
さつまいもは不溶性と水溶性両方の食物繊維が含まれるので、腸内環境をベストな状態に維持できるのも太らない理由です。
<不溶性食物繊維>便のカサを増す作用により大腸が刺激されてお通じが良くなる
<水溶性食物繊維>体内の老廃物や脂肪の排出をサポート
さらに、さつまいもに含まれるヤラピンという成分も、腸の働きを促進して便を柔らかくしてくれます。
食物繊維とヤラピンの働きで、デトックスできるので太りにくく痩せやすい体質を目指すことができるでしょう。
腹持ちが良く間食を防げる
さつまいもは腹持ちが良いことも、太らない理由です。
前に述べた水溶性食物繊維というのは、腸内にて水分を吸い取ってゲル状になるため満腹感が続きます。
確かにさつまいもは少し食べるだけでおなかいっぱいに!
おかげで間食せずにいられて、無駄なお菓子を食べずに済むのはダイエットに最適です。
さらにさつまいもは、ビタミンB群の作用で糖質を素早くエネルギーに変換できます。
血糖値の上昇を抑える
さつまいもが太らないのは、食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれることも関係しています。
糖分を摂取すると血糖値が急上昇するのは仕方がありません。
その血糖値を何とか下げようとインスリンが多く分泌されるのですが、このインスリンは余った糖質を中性脂肪にして蓄えてしまうのが厄介なところ。
太らないためには血糖値が急に上がらないようにすることが大切と言えます。
食物繊維が豊富なさつまいもは血糖値の急上昇を押さえてくれるので、すなわち中性脂肪が合成されにくくなるというわけです。
さつまいもの美容効果

さつまいもの美容効果をまとめました。
- でんぷんによりビタミンCが過熱で壊れるのを防ぎ、コラーゲン生成サポート
- 肌のハリや潤いを保つ
- 便秘解消で肌荒れやニキビを防ぐ
- 腸内環境が良くなり痩せやすい体質へ
- むくみ防止
- 皮の抗酸化作用でアンチエイジング
通常ビタミンCは加熱により壊れやすいですが、さつまいものでんぷんの作用によりビタミンCが守られます。
ビタミンCは保湿成分であるコラーゲン生成を促すので、しっとり潤いのある美肌を維持できるのです。
またさつまいの食物繊維は水溶性・不溶性の両方を含みます。
これにより腸内環境が整えられて便秘も解消!
デトックス効果で肌の状態も良くなり、にきびや肌荒れの予防にもなります。
皮に含まれるポリフェノールは抗酸化作用が高く、体の酸化を防ぐのでアンチエイジングにも良い食べ物です。
さつまいもの美容成分

さつまいもにはこんなにも美容成分が含まれています。
| ビタミンC | でんぷんのおかげで加熱に強い | シミを作るメラニン色素の抑制 肌を保湿するコラーゲン生成を促進 |
| 食物繊維 | 水溶性・不溶性両方含まれる | 腸内環境を整えて便秘解消 にきびや肌荒れを防ぐ |
| ビタミンB6 | 皮膚や髪を作るたんぱく質の生成を促進 | |
| ビタミンE | 抗酸化作用が高くアンチエイジングに 血行促進により、血色の良い肌に | |
| レジスタントスターチ | 冷やすと増加 | 難消化性でんぷんで、腸内の善玉菌のエサとなり腸活促進 |
| ポリフェノール | 皮に多い 特に紫芋(アントシアニン) | 抗酸化作用が高くアンチエイジングに |
| カリウム | ごはんの約18倍 | 体内の余分なナトリウム(塩分)を排出して、むくみを防ぎすっきり |
| ヤラピン | さつまいも特有の白い液 皮の近くに多い | 便通を促進して肌荒れやにきび防止 デトックスで太りにくくなるk |
上記のとおり、さつまいもには美肌やデトックス、痩せやすい体質作りに良い美容成分がたくさん含まれています。
ヤラピンはさつまいも特有の成分ですし、でんぷんのおかげでビタミンCが壊れにくいのも嬉しいですね!
さつまいもはまさに、美容に良い食べ物であると分かりました。
もっと綺麗になるさつまいもの食べ方

さつまいもはごはんやパンよりはカロリーも低いですが、太らない食べ方や美容効果が高くなる調理方法を押さえておきましょう。
皮ごと食べる |
さつまいもを食べるときは、丁寧に洗って土を落として皮ごと食べるのが美容に良いです。
美容に必要なビタミン類やポリフェノール、ヤラピンなどはさつまいもの皮の近くにたくさん含まれています。
太らないためにも美肌のためにも、これらの成分はしっかり摂取したいものです。
皮をむいてしまうとせっかくの美容成分が半減してしまうので、皮ごと食べましょう。
冷やして食べる
さつまいもの太らない食べ方として、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
冷やすことでレジスタントスターチ成分が増加することが分かっています。
レジスタントスターチは腸内環境を活発にする働きがある腸活成分です。
さつまいもでデトックスしたいなら、冷やしてレジスタントスターチをしっかり摂取しましょう。
冷やし焼きいものほか、茹でたさつまいもをトマトなどと冷製サラダにして食べる方法もあります。
ただし、あまり冷た過ぎると体を冷やすので注意が必要です。
味噌汁や煮物で茹で汁も活用
さつまいもは茹で汁も一緒に食べることで、水溶性栄養素(水溶性食物繊維、ビタミンC、ビタミンB群、カリウム )を逃しません。
おすすめは野菜スープや野菜の煮物にして、お出汁やスープも一緒に飲む方法です。
煮物は濃い味付けにすると塩分の多い出汁になってしまうので、素材の味を活かして薄味にしましょう。
味噌汁に野菜やきのこ類、海藻などたくさんの具材と一緒に入れて飲むのがおすすめです。
豚汁もさつまいもの食物繊維やヤラピンと豚肉のたんぱく質、ビタミンB1の相乗効果で美肌や腸活が叶います。
さつまいもは太らない?さつまいもの美容効果と綺麗になる食べ方を紹介!|まとめ
さつまいもは腸活にもなり腹持ちも良いので、太らない上に美肌やアンチエイジングにも良いことが分かりました。
さつまいもの美容効果をまとめます。
- でんぷんによりビタミンCが過熱で壊れるのを防ぎ、コラーゲン生成サポート
- 肌のハリや潤いを保つ
- 便秘解消で肌荒れやニキビを防ぐ
- 腸内環境が良くなり痩せやすい体質へ
- むくみ防止
- 皮の抗酸化作用でアンチエイジング
太らないし美容にも良い食べ方として、皮ごと食べることや冷やすなどの工夫をしてみましょう。
綺麗になれるさつまいもですが、やはり食べ過ぎはよくありません。
1日あたり70〜100g(約3分の1〜半分)を目安に摂取するのがおすすめです。
我が家も、具沢山の豚汁に入れて体の中から綺麗になりたいと思います。