赤い食べ物は体に良いと昔から言われますが、美容に良い食べ物が知りたいですね!
今回は、美容に良いおすすめの赤い食べ物7種類について検証しました。
中には食べ方のせいで、せっかくの美容成分を損ねている場合もあります。
美容成分やもっと綺麗になる食べ方を参考にしてください。
赤い食べ物は美容に良いの?

赤い食べ物が美容に良いのは事実で、赤い色素にはさまざまな美容成分があります。
| リコピン | トマト・スイカ | 紫外線ダメージから肌を守り、シミ・シワ予防に◎ | 
| アスタキサンチン | 鮭 | 非常に高い抗酸化作用 肌のハリ・弾力UP、アンチエイジング | 
| アントシアニン | いちご、ブルーベリー、りんご、紫芋 | 毛細血管の強化 メラニン色素抑制 | 
| ベータカロチン | にんじん | 肌の粘膜強化 | 
| カプサンチン | 赤唐辛子、パプリカ | 酸化作用+脂肪燃焼促進。代謝UP美肌 | 
上記のような赤い色素成分を含む食べ物は、赤色が濃いければ濃いほど強力な成分ですよ。
次から、美容に良い赤い食べ物について詳しく見ていきましょう。
綺麗になる赤い食べ物1.鮭

美容に良い赤い食べ物に、鮭があります。
鮭の赤さは、アスタキサンチンと呼ばれる色素で非常に抗酸化作用が高いです。
アスタキサンチンは、ビタミンEの1000倍の抗酸化作用があるとのこと!
人間は酸化が進むと血管や肌が錆びて老化が早まります。
免疫も落ちるので、抗酸化作用の高い食べ物を摂取することが大切です。
- 肌の水分量を増やし、弾力のある肌を
- 紫外線から肌を守る
- 高い抗酸化作用で老化防止
アスタキサンチンが豊富な鮭は、まさにアンチエイジングやしっとり美肌に最適な食べ物と言えるでしょう。
鮭の美容に良い食べ方
鮭の美容に良い食べ方は、鮭の皮も食べることです。
鮭を調理するときはできるだけ皮を付けたままにして、皮も食べるようにしましょう。
なぜなら、鮭の皮にはコラーゲンやビタミンE、EPAカルシウムなどがたくさん含まれています。
皮を取ってしまうと、ビタミンEなどは25%も減ってしまうのです。
ミネラルも半減するので、ぜひとも鮭の皮は一緒に食べましょう。
また、ビタミンCの食品も一緒に摂取することでコラーゲン生成が促進されます。
鮭にはコラーゲンの材料となるたんぱく質やアスタキサンチンは豊富ですが、ビタミンCはほとんど含まれていません。
コラーゲン材料の吸収を促進するには、ビタミンCの摂取が重要です。
柑橘類やレモン、トマトやアボガドなどの野菜などビタミンCが豊富な食品と一緒に食べましょう。
綺麗になる赤い食べ物2.トマト

赤くて熟れたトマトも美容に良い食べ物の代表です。
トマトの赤色はリコピンによるもので、抗酸化作用がとても強く若さを保ちます。
年齢と共に体中の酸化が進み老化していきますが、抗酸化作用の高い食品は酸化を防ぐために必須です。
- 血流促進作用で、血色の良いハリのある肌へ
- コラーゲン分解を抑制し、弾力あるもっちり若々しい肌へ
- 紫外線ダメージの軽減にも作用し、紫外線によるくすみや炎症を防ぎます。
トマトはビタミンCも豊富で、リコピンとの相乗効果でシミの予防にも繋がるでしょう。
トマトの美容に良い食べ方
トマトのリコピンは、熱を加えることでよりいっそう体内吸収されやすくなります。
冷やしてカットして食べると体を冷やすのも問題です。
スープに入れたり炒めたりと加熱調理してみましょう。
オリーブオイルやアボカドオイルなどの油と組み合わせると、吸収率が約3倍になりますよ!
またリコピンは体内では生成できない上に蓄えることもできません。
トマトは積極的に毎日食べるのがおすすめです。

ミニトマトも非常にリコピンが豊富ですが、緑の葉の部分は増菌します。彩りとしてお弁当に入れる際には、葉の部分は取り除き、水気をよく切って入れましょう。
綺麗になる赤い食べ物3.スイカ

みずみずしく赤いスイカも、美容に良い食べ物です。
スイカの赤い色は、リコピンとベータカロチンによる色素です。
リコピンはトマトに豊富ですが、スイカにも含まれています。
- 血流促進作用で、血色の良いハリのある肌へ
- コラーゲン分解を抑制し、弾力あるもっちり若々しい肌へ
- 紫外線ダメージの軽減にも作用し、紫外線によるくすみや炎症を防ぎます。
リコピンは非常に抗酸化作用が高く、上記のように紫外線や活性酸素から肌を守りアンチエイジングに最適です。
ベータカロチンは、体内でビタミンAに変わります。
- 皮膚の粘膜を強くして健康に
- ターンオーバーを促進し、肌荒れやニキビ予防にも
- 抗酸化作用で免疫強化しアンチエイジング
またスイカからはビタミンCも摂取できるので、コラーゲン生成も期待できます。
そのほか、カリウムも豊富なので余分な水分を排出してむくみを取り、顔や体がすっきりするのも嬉しいですね!
スイカの美容に良い食べ方
スイカは朝に200gほど食べると、代謝や血流が整って肌の調子が整います。
スイカは夏の食べ物で、キンキンに冷やして食べることが多いですが、体を冷やさないように気を付けましょう。
利尿作用もありトイレが近くなる人も見られます。
綺麗になる赤い食べ物4.にんじん

赤いにんじんは、美容に欠かせない野菜です。
にんじんの赤い色はベータカロチンと呼ばれる成分で、体内に入るとビタミンAに変わります。
実はこのカロチンは、にんじんの英訳「carrot」が語源です。
- 皮膚の粘膜を強くして健康に
- ターンオーバーを促進し、肌荒れやニキビ予防にも
- 抗酸化作用で免疫強化しアンチエイジング
にんじんはビタミンCも豊富でコラーゲン生成をサポートします。
ビタミンB群の作用で、肌細胞の代謝促進も期待できて、さらにカリウムによってむくみ防止にも。
セロトニンという成分で自律神経を整えることで肌の調子も良くなりますよ!
にんじんの美容に良い食べ方
熱に強く、脂質と一緒に食べるとカロチンの吸収が良くなります。
天ぷらにするのもおすすめです。

にんじんをサツマイモや玉ねぎなどとかき揚げにすると美味しい上に、カロチンがしっかり吸収されますよ!
ただしカロチンを過剰摂取すると頭痛など起きる人もいるので、適度に食べましょう。
にんじんジュースにするなら、砂糖は入れず蜂蜜で甘みを足します。
綺麗になる赤い食べ物5.赤唐辛子

美容に良い赤い食べ物には、赤唐辛子も。
赤唐辛子の赤い色素はカプサンチンによるものです。
- 抗酸化作用が高く、シミやシワ、くすみの予防に
- 紫外線ダメージから肌を守る
ちなみに、よく耳にするのは「カプサイシン」ではないでしょうか?
カプサイシンは唐辛子の辛み成分で、カプサンチンとはまた別者です。
とは言え、カプサイシンにも血行促進や代謝アップの作用があり、肌のターンオーバーが活性化されます。
赤唐辛子はカプサンチンとカプサイシンの双方が含まれるので、美肌にもダイエットにも良い食べ物というわけです。
赤唐辛子の美容に良い食べ方
赤唐辛子は加熱しても栄養が残りやすい食べ物なので、さまざまな調理ができます。
オリーブオイルとの相性◎!
当然のことながら赤唐辛子はピリッと辛く胃に刺激を与えるので、少量を継続的に摂取するのがおすすめです。
食べ過ぎには注意が必要です。
綺麗になる赤い食べ物6.いちご

美容に良い赤い食べ物に、かわいいいちごも挙げられます。
いちごの赤色は、アントシアニンというポリフェノール成分です。
- シミの原因となるメラニン色素の発生を抑える
- 強い抗酸化作用で肌の老化を防ぐ
- 毛細血管の促進
ビタミンCも豊富で、メラニン色素発生を抑える効果、コラーゲンの合成を促す効果があります。
そのほかに、ペクチンという食物繊維もいちごには豊富で、腸内環境を整えてくれるので便秘解消になり肌の調子も良くなるでしょう。
いちごの美容に良い食べ方
いちごに含まれるビタミンCやアントシアニンは紫外線対策に良い成分なので、朝食に食べることで1日の紫外線対策にもなります。
アントシアニンの抗酸化作用を高めるには、アボガドやアーモンドなどビタミンEの豊富な食材と一緒に食べましょう。
またペクチンの効果を高めるには、乳酸菌が多いヨーグルトとの食べ合わせも◎!
腸活と美肌の相乗効果が期待できます。
いちごはジャムに加工する食べ方もありますが、そのまま生で食べるほうが美容には良いです。
なぜなら、せっかくのいちごのビタミンCが加熱すると損なわれてしまいます。
サッと水洗いして、そのまま食べましょう。
鮮度が落ちるとビタミンCも減るので、収穫後すぐのいちごが最も栄養価が高いです。

冷凍保存して解凍すると、ビタミンCなどが水分と一緒に流れてしまいます。冷凍いちごのスムージーは栄養価が減ってしまうので気を付けて!体も冷やしてしまいます。
綺麗になる赤い食べ物7.りんご

美容に良い赤い食べ物に、コロンとかわいいりんごがあります。
りんごの赤い皮はアントシアニンで、抗酸化作用や抗炎作用がある成分です。
- シミの原因となるメラニン色素の発生を抑える
- 強い抗酸化作用で肌の老化を防ぐ
- 毛細血管の促進
りんごにはそのほか、リンゴ酸が含まれており、肌のターンオーバーを促進してくれます。
リンゴポリフェノールという成分も、抗酸化作用が高くたるみなどの緩和予防におすすめです。
ビタミンC、ペクチン、カリウムと、りんごの果実には美容成分がたっぷり含まれています。
りんごの美容に良い食べ方
りんごの美容に良い食べ方は、皮ごと食べること!
りんごのポリフェノールの85%は皮に含まれており、剥いてしまうとせっかくの美容成分が失われます。
無農薬のりんごを皮ごと食べましょう。
朝食に食べることで代謝アップ&腸内環境も整います。

りんごはすりおろしてもペクチンやリンゴ酸は残ります。
すりおろす際も、皮ごと使うのがポイントです。
赤い食べ物は美容に良い?綺麗になる赤い食品7選!成分と食べ方は?のまとめ
世の中の赤い食べ物の赤色には、美容に良い成分がたくさんあることが分かりました。
せっかくの赤い成分は、正しい食べ方で綺麗になりたいですね!
赤い美容成分を改めてまとめておきます。
| リコピン | トマト・スイカ | 紫外線ダメージから肌を守り、シミ・シワ予防に◎ | 
| アスタキサンチン | 鮭 | 非常に高い抗酸化作用 肌のハリ・弾力UP、アンチエイジング | 
| アントシアニン | いちご、ブルーベリー、りんご、紫芋 | 毛細血管の強化 メラニン色素抑制 | 
| ベータカロチン | にんじん | 肌の粘膜強化 | 
| カプサンチン | 赤唐辛子、パプリカ | 酸化作用+脂肪燃焼促進。代謝UP美肌 | 
見た目も明るくてテンションが上がる赤い食べ物、綺麗になる食べ方で積極的に摂取しましょう!
 
  
  
  
  
