アラフィフ筆者は40代後半から更年期に突入し、大豆イソフラボンに注目するようになりました。
納豆が一番手軽に摂取できますが、とにかく美味しいと思うのはふっくらした丹波篠山の黒豆です。
さて、大豆と黒豆とどっちが良いのか美容に良いのか、栄養面も気になる人も多いのではないでしょうか?
黒豆の栄養や食べ方も気になりますね!
今回はそんな黒豆について、美容の効能など徹底深掘りしましたのでぜび参考にしてください。
黒豆とは?

黒豆とは、大豆の種類の中でも表皮が黒いもので、正式名称は「黒大豆」です。
見た目は枝豆と似ていますが、枝豆よりも大きく黒ずんでいます。
比較的寒い地域が生産に向いており、収穫時期は10月~11月上旬くらいです。
家から少し北に行けば黒豆の産地丹波篠山エリアで、この時期になるとたくさんの人が黒豆狩りを楽しみに来ています。
なぜあんなに黒豆が美味しいのかその魅力をまとめてみました。
- とにかく粒が大きい
- もっちりしっかりした食感
- 甘味と香ばしさ
黒豆は粒が大きく重みがあって、食べ応えがあります。
グリンピースのようなシャカシャカした食感ではなく、もっちりです。
しっかり噛むことができる大きな豆で、おなかも膨れますよ。
おせち料理の黒豆として親しまれていますが、大豆との違いについて詳しく見ていきましょう。
黒豆と大豆はどっちが美容に良いの?

黒豆と大豆はどっちが美容に良いのか、結論から言うと含まれる栄養価的にはほぼ同じです。
どちらも大豆イソフラボンの量をはじめ、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラル成分量は変わりません。
栄養成分で異なるのは、黒豆は黒い皮にアントシアニンというポリフェノールが配合されている点です。
アントシアニンは抗酸化作用が高くアンチエイジングに良いので、この成分をとにかく補給したいのであれば大豆より黒豆が良いでしょう。
ただし栄養成分以外では、大豆のほうが家庭料理の幅は広いです。
黒豆は加工食品はいろいろありますが、家庭で食べる場合は茹でて食べることがほとんど。
いろんなおかずとして食べたい人には、大豆のほうが向いているでしょう。
以下に分かりやすく、黒豆と大豆の違いを表にしてみました。
<黒豆と大豆の違い>
| 黒豆 | 大豆 | |
| 産地 | 北海道 兵庫 岡山 | 北海道 宮城 秋田 | 
| 味 | 甘みがあって香ばしい | 淡白でクセのない味わいが特徴 | 
| 異なる栄養成分 | 黒い皮の部分にポリフェノール(アントシアニン) | |
| 食べ方 料理 | 豆腐・味噌・豆乳・きな粉 煮豆・サラダ | 煮豆・塩茹で・黒豆茶・黒豆パン 黒豆菓子・黒豆きな粉 | 
食感や味や料理方法などの好みで、黒豆派と大豆派に分かれそうですね。
また黒豆は手に入る時期も限られていますし、大豆よりも少しお値段はします。
黒豆価格相場 1kg約2000円~3000円です。
黒豆の栄養

気になる黒豆の注目すべき栄養成分は以下になります。
- 大豆イソフラボン
- アントシアニン
- プロアントシアニジン
- たんぱく質
- カリウムや鉄
黒豆の主要な各栄養成分の働きについて押さえておきましょう。
大豆イソフラボン
黒豆には100gにつき約36mgほどの大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンと言えば、女性ホルモンと似た働きをするので更年期障害の緩和に良い成分として有名です。
ホルモン分泌が減ってくる40代後半から、大豆イソフラボンをしっかり摂取することで女性ホルモンの代理になるとされています。
肌の調子を整えたり、骨密度を維持したり、ホットフラッシュを防ぐといった働きが期待される成分です。
実は骨密度の低下は、表情筋や顎の骨の老化にも繋がりほうれい線を目立たせてしまいます。
ほうれい線を防ぎ潤いのある若々しい肌のためにも、大豆イソフラボンは必須ですね!
アントシアニン
黒豆の栄養成分で代表とも言えるのが、黒い皮に含まれているアントシアニンです。
大豆イソフラボンにも抗酸化作用はありますが、さらにそれ以上の強い抗酸化作用を誇ります。
体が錆びて老化しないために必要な成分ですよ。
黒豆には大豆イソフラボンもアントシアニンも双方を摂取できるので、黒豆を食べることで非常に高い抗酸化作用が期待できるでしょう。
プロアントシアニジン
黒豆には、ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンと呼ばれる成分も配合されています。
この成分はアントシアニンと並び、非常に抗酸化作用が高いです。
シミやそばかすの生成を抑えて美白へと導いてくれる美肌成分として注目されています。
たんぱく質
黒豆は植物性たんぱく質を摂取するのにもおすすめの食品で、100gにつき約14gのたんぱく質が含まれています。
人間の体を形成する成分として良質のたんぱく質は欠かせません。
筋肉をはじめ、皮膚や髪の毛、爪などすべてはたんぱく質でできていますよ。
たるみやシワを防ぐには、良質のたんぱく質をしっかり摂取して肌細胞を形成しなくてはなりません。
また黒豆では植物性のたんぱく質が補給できるのも嬉しい点です。
肉や魚もたんぱく質が豊富ですが、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランス良く取り入れるのがベスト!
そのため、肉や魚ばかりを食べるのではなく黒豆でしっかり植物性たんぱく質も摂取したいですね。
カリウムや鉄
黒豆にはカリウムや鉄などのミネラルも豊富で、100gにつきカリウム約330mg、鉄が4.2mg配合されています。
カリウムは体内の過剰ナトリウムを排出してむくみを防ぐ成分です。
顔が腫れぼったく見える人はカリウム摂取で、小顔効果も期待できますよ。
鉄は貧血予防になるので、貧血気味の人は積極的に摂取すると良いでしょう。
黒豆の摂取法

黒豆は家で茹でて食べる以外に、手軽な摂取方法に黒豆茶や黒豆パン、黒豆菓子などがあります。
黒豆茶
黒豆茶は香ばしくて美味しいですよね。
手軽に飲めて、黒豆の栄養成分の補給に役立ちます。
それぞれの栄養効能を見ていきましょう。
- ポリフェノール…腸内環境を整え、吹き出物や肌荒れを防ぐ
- 大豆イソフラボン…女性ホルモンエストロゲンに似た働きをして更年期障害の緩和、美肌、アンチエイジング。メラニン色素の抑制を防ぎシミを防ぎ白い肌へ
- サポニン…血流促進と肌細胞のターンオーバーの促進、肌荒れ、シミシワを防ぎ若々しい肌へ
- レシチン…血流促進で肌に必要な栄養成分が行き渡る、ビタミンAビタミンEの吸収を助け、肌の粘膜強化をサポート、保湿の役目も。
上記のように、美容に嬉しい成分がたっぷり含まれています。
丹波篠山の老舗の黒豆菓子店井上商店の黒豆茶、是非どうぞ!
黒豆パン
黒豆パンは、もっちりした黒豆が入っていて栄養価の高いパンと言えます。
甘過ぎることもなく、安心して食べることのできる菓子パンですね。
米粉が注目されている中で、味土里館の米粉の黒豆パンは非常にヘルシーで人気があります。

丹波篠山の老舗である小西の黒豆パンもぜひ!
シンプルながら、黒豆ゴロゴロ美味しいです。

そのほか、黒豆ケーキや黒豆クッキー、黒豆きな粉といったスイーツも最近は増えてきましたね。
道の駅などでも、黒豆関連のお菓子をよく見ます。
スナック菓子を食べるよりも、黒豆スイーツは健康と美容にも良いですね!
黒豆と大豆どっちが美容に良い?黒豆の栄養や摂取法について徹底深掘り!のまとめ
黒豆と大豆はどっちが美容に良いのか、アントシアニンを摂取するには黒豆がおすすめです。
いろいろ家庭で調理しておかずとして食べたいなら、大豆が良いでしょう。
黒豆には美容に良い栄養成分が溢れていることも分かりました。
以下にまとめておきます。
黒豆茶の井上商店や黒豆パンのお店もぜひチェックしてくださいね!
栄養価の高い黒豆で、美肌や女性ホルモンの活性化をはかりましょう。
 
  
  
  
  